正社員(正規雇用)の方へ

一般的な状況

正社員は、労働時間が長く、仕事の責任も大きいですが、その分立場も保障されています。安定した身分で、社会保険や福利厚生の面でも優遇されています。

よくある困りごと

収入が安定している正社員は、一家の大黒柱や生活費を支えている人が多く、働けなくなった時の経済的な不安は大きくなります。職場で責任のある仕事を任されている場合は、仕事と治療の両立について悩まれる方が多いでしょう。会社や上司の理解を得られず、周囲に迷惑がかかることに申し訳無さを感じて、退職してしまうケースも見受けられます。

考え方のポイント

まずは、利用できる会社の制度、社会保険の制度について調べ、仕事と治療を両立できる方法はないか考えてみましょう。例えば、有給休暇や休職制度を利用して、雇用関係を維持したまま療養・治療ができることもあります。休職中は無給の会社がほとんどですが、要件を満たせば、健康保険から傷病手当金を受給できます。

小さな規模の会社は休職など制度が充実していない現状もありますが、相談することで配慮が得られるかもしれません。自分ができること、できないことを整理して、会社に伝えることも大切です。

今まで通りの勤務が難しくなったら、勤務形態を変えることで、仕事を継続できる方もいます。短時間のパート勤務や、軽易な職務に変えてもらうことも選択肢として考えましょう。体の事を第一に考え、一旦退職する決断をした時は、退職後にもらえるお金について調べておきましょう。要件を満たせば退職後も傷病手当金をもらうことができますし、雇用保険の失業手当(基本手当)についても退職前に確認しておいた方が良いでしょう。


※このページの情報は一般論として記載しています。全ての人に該当しない可能性がありますが、参考情報としていただけましたら幸いです。
(担当:社会保険労務士 山岸玲子)