治療しながら働く方へ

一般的な状況

がんの治療をしながら働く方は非常に多くなっています。がんの治療をする、イコール、休職・退職という時代ではなくなってきています。

働く方の場合、治療の長期化や、副作用・後遺症の出現によって、仕事と治療の両立をいかに図っていくかが、大きな課題になる場合も多いです。

考え方のポイント

大切なことは、第一に、現在の体調や状況、及び今後の治療の見通しをご自身が把握すること、第二に、今後の働き方への想いをご自身で整理すること、そして第三に、周囲の人とのコミュニケーションを図りながら、いかに自分にとって望ましい働き方を選び取っていくかということです。

現在及び今後の治療の見通しは、今後の働き方を考える上での前提条件になります。これから入院・通院はどのくらいの期間・頻度になるでしょうか。治療の結果、どんな副作用や後遺症が出現しそうですか。そうしたことを、まずは自分自身で把握しましょう。そのうえで、今後の働き方を検討します。

あなたにとって仕事とはどんなものでしょうか。仕事に対するスタンスは人それぞれです。生活や治療のために絶対に働かねば、と思う方もいれば、家族やほかの収入の道があり、今まで同様に仕事をする必要がないと思う方もいます。また、収入には関係なく、仕事をすること自体が「生きがい・やりがい」と感じている方もいます。ですから、ご自身で、「これからどんな風に働きたいか」を今一度整理し、確認することが大切です。

そうして、自分が考える望む働き方に向けて、障害となることがあれば、それについてどうやったら解消できるかを考えてみましょう。どんな条件や配慮があれば、働き続けられるでしょうか。このプロセスの中で、必要に応じて回りの方や「相談支援センター」といった相談窓口に相談してみるのも一つの方法です。また、社会保険労務士は、会社の制度や健康保険や年金等の制度に詳しい専門家です。各都道府県の社会保険労務士会では、無料の労働相談を行っていますので、そうしたところを利用するのも一つでしょう。

そうした「他の視点」を利用しながら、自分にとって望ましい働き方を見つけていきましょう。


※このページの情報は一般論として記載しています。全ての人に該当しない可能性がありますが、参考情報としていただけましたら幸いです。
(担当: 特定社会保険労務士 藤田久子)

アンケートに回答する

このエントリーをはてなブックマークに追加
ページトップへ戻る